今回はそんなウツノモールド株式会社様の仕事に対する考え方や会社を設立された経緯などを知るために代表取締役 宇津野様に迫っていき、学生が気になることを聞いてきました。
社長の自己紹介をお願いいたします。
1980年生まれの、いわゆる松阪世代と言われる年代です。
特に野球に熱中していたことはないのですが、最近はゴルフが趣味ですね。上手くいかないスポーツともいいますが、思い通りに上手くいく瞬間は面白いと思ってやっています。
あとはゴルフを通して四人で長い時間一緒に回るので、自然と会話は増えますよね。ですので、ゴルフは一種のコミュニケーションツールのようなイメージでもあります。
同じ敷地内に生まれ育ったからこそ今に繋がる
何故経営者になろうと思いましたか?
弊社は、私の祖父が創業した会社となり、私の父が二代目で、私が三代目となります。
現在は私の三歳下の弟が専務として、兄弟二人で会社をやっています。ただ、実際は他社に3年間勤めていました。他社といっても弊社の主要の取引先に3年間務めさせてもらっていたんです。
そこで弟が入社してくるとなった時に二人も見てもらうのはということでその時に、ここの会社にきました。
ただ、今は違うんですがもともとは同じ敷地内に自宅もあって、20歳くらいまでは家の目の前にこの工場があるような環境で育ってきました。幼い頃なので工場の中に入って当時の従業員の方に注意されるようなこともありました。
今でこそ家は違うところにあるんですがそういった環境で育ったので、知らず知らずのうちにいずれ、ここの会社で働くんだとか自然と思っていました。
もし、敷地内に家がなくて別の所で生まれ育っていたらそこまでスムーズにはいかなかったかもしれないです。
採用面接における経営者の視点
採用面接ではどのような点を見ていますか?また、優秀な人材をどのようにして見極めていますか?
採用面接ではコミュニケーション能力を見ています。私の目を見て上手に話せるに越したことはないですが、質問に合った回答をしっかりできるかという所の方が重要ですね。
芯がずれた回答をしてくる人もいるんですが、それって仕事になってみると気になる所が出てくると思うんですね。なので的を得た回答ができる人の方が円滑に仕事ができるんじゃないかなと思います。
社会人としての成長とは
貴社にとって中途採用ではなく、新卒採用をするメリットや魅力はなんですか?
中途採用、新卒採用、どちらにもメリット・デメリットがあるように思います。新卒採用のメリットは、まだ社会経験が無い新社会人にゼロから仕事とはどういうものかということを仕事内容とともに教え、成長を見られることかと思います。特に気持ちの切り替えができるような習慣がついた時は社会人になれたなと思います。
みなさんも小中高大、まぁ少なくとも12年間は学校に行ってたと思うんですね。
その中で、今日は行きたくないなあとか、明日学校が楽しみと思って学校に行く日もあると思います。やはり毎日が毎日楽しいわけではなかったと思います。だけどみなさん12年間毎日学校に行けたっていう実績と経験があるんですね。
これって社会人も一緒で、行きたくない日もたくさんあるんですよ。
でも、みなさんも学生時代に、学校に行きたくない日もあったと思います。そんなときでも、なんとか登校するために自分のモチベーションをあげる方法が、それぞれあったんじゃないでしょうか?
会社でも楽しみを見つけたり、休日を楽しみにしたりとモチベーションを保つ。
このような癖づけができるようになったときが、僕が1番社会人になれたなと思う瞬間です。
家族として捉える「うちの会社」の意味
ワークライフバランスは取れてますか?
各従業員に家庭や趣味がある人も多いので、それぞれに有休を使用し、子供の運動会や卒業式に参加したり趣味の時間に使っています。
私自身、子供の行事がある時は基本的に一日ということはないので少し抜けて、会社に戻ってくるような感じですね。家族は家族だし会社の人達も家族なので全部の家族を優先しているような認識だと思います。
これはまぁ経営者独特なものだと思います。
従業員の人達が弊社のことを「家(うち)の会社」はって誰かに話せること、つまり家なんですよね。これはすごくいいことだと思います。
会社の仲間同士が、家族や友人に近いような形でお互いを捉えて、会社を一つの家と捉えて会社の仲間以上の関係である、このようなマインドがあれば「家の会社」はって自然と出てくると思います。これがないと、「この会社は」っていう言葉が出てくると思いますね。
やりがいを見つけながらペースを掴む
最後に就活生に向けてメッセージをお願いします!
さっきの話に戻ってしまうんですが1番大事なことは社会人としてのペースを早く身につけてもらうことだと思っています。
そんなに楽しいことばかりじゃないということは今までの経験でわかってると思うんですよ。それでもやってこれた方ばかりなはずです。
だから、なんとかやってけるような癖づけを早く身につけてもらいたいです。
本当にやりたいことが見つかったらそれをやることが望ましいですが、そういった人ってとても少ないと思うので、やりたくない事がたくさんある日常の中でもやりがいを見つけながらペースを掴む事が1番大切だと思います。
宇津野社長、「社長に面接してみた」にご協力いただき、誠にありがとうございました。
就活生のみなさん、いかがでしたか?
ご興味のある方は、ぜひ一度、株式会社ウツノモールド様のHPをご確認ください!
引き続き、私たち学生団体TRingは、企業の魅力を全国の就活生に向けて発信していきます。