聞いた世界より知った世界
社長のご趣味や最近ハマっていることはございますか?
学生の頃からマリンスポーツをしていて、つい最近までやっていました。いろいろなスポーツに挑戦したいという考え方なので、ほとんどやったことあります!
好奇心旺盛でして聞くだけじゃわからないから、とりあえずやってみるという考え方でした。聞いた世界じゃなく、知った世界を大切にしています。
昔は昔で、今は今。「与えられた業務を確実に」
Z世代にどのように働いて欲しいですか?また、今の時代の働き方についてどうお考えですか?
まずは、与えられた業務を確実にこなして欲しいです。それに加え応用が効くようになれば尚良いと思います。更に任された業務だけでなく、それ以上にプラスαで働けると嬉しいですね!
今の時代は社員をもっと大事にしていていいと思いますよ。経営層や中間管理職は昔の考え方をする人が多いので、そのために変わらないとダメだと思いますね。時代が変われば考え方も変わるので、企業もそれに合わせて変わらないと成長していかないと思います。
「昔は昔で、今は今」という言葉をよく使うんですが、部下に教育をしていくことで、そう考えるようになりました。最初は考え方の違いから衝突しましたけど、私は主に若い世代の社員から今の時代の考え方を助言してもらい、変わっていきましたね。
場数を踏むことが大事
今の就活生に対してアドバイスはありますか?また、優秀な就活生とは?
面接では本当の自分を出して欲しいです。そのために、場数を踏むことが大事だと思います。緊張して自分の言いたいことが言えないとか、思っても無いことを口にしてしまって、そのせいで面接官の印象が悪くなってしまうことがあるからですね。
ですので、場慣れしている子は優秀だと思いますよ。もちろん、ガチガチに緊張することが「ダメ」ではないですよ。ただ、経歴や実績は書類でわかっているので、面接で重要視するのは、性格や対応力、人間性だと思いますね。
その点で、冷静に落ち着いて話せることは大事だと思います。ただし、その学生が緊張しないような聞き方や雰囲気を会社側が作ることを一番意識しています。
その子本来の魅力が引き出せないのは学生というよりも我々の責任だと思っています。
本当の自分を採用してくれる会社
面接で良く見せようと演技するのは良くないですか?
バレてると思います。面接官は何百人何千人の就活生を見ているわけなので、演技で騙すのは難しいですよ。もし演技して入社できたとしても、ギャップが生まれるため上手くいかないと思います。それに、内定を出すときは性格なども考えて部署や働く姿を想像して内定を出すので、いざ入社したら全然違う!なんてことになると思います。
これから先上手くいけば、40年以上働く会社に自分を偽って働くのは大変かと思います。それなら本当の自分を採用してくれる会社で働く方が人生の幸福度も上がるのではないでしょうか。
社会に出る前に学んでおくことは「人間関係」
社長が働くにあたって重要視することはなんですか?
私が第一に考えることは人間関係です。社会に出ると対一人で行う仕事はほとんどありません。
常に誰かとコミュニケーションをとって行う仕事が多いです。ですので、社会人になる前に学ぶことは人間関係、コミュニケーション能力だと思います。
もちろん勉強も大事ですが(笑)
仕事場を楽しい場所にして欲しい
社内の雰囲気はどうですか?
話しやすい雰囲気を作ろうと取り組んでいます。
なかなか仕事中に話すのは難しいので、隙間時間に私から進んで声をかけるようにしています。やはり、仕事場が楽しいとモチベーションの維持にもつながると思いますし、上司や社長に一言「〇〇君、今日も頑張れよ」って言われるだけで仕事の出来が全然違いますよね。そういったことでもコミュニケーションを大事にしている理由の一つです。
誰でも失敗はする。重要なのは再発をしないこと。
社員の方がミスをしてまったときはどのように対応されますか?
私はミスをしても、今はあまり怒らないんですよ。昔は怒ってましたけど(笑)
失敗はつきものだと思っています。誰も失敗しようとして失敗していませんからね。私が重要視することは再発するかどうかです。一回ミスをしてしまった時にどうしてミスをしてしまったのか、どうしたらミスをしないのかを明確にして再発を防ぐことを大事にするよう言っています。
そのための取り組みの一つとして、毎日の日報を書いています。一日の業務を振り返り、翌日の仕事に活かせるようにします。加えて、部下への助言、コミュニケーションの一環としても取り組んでいます。
広い視野を持つこと
社員の方の評価基準は何ですか?
しっかり自分のタスクを決められた時間までにこなせている人を良く評価します。いい資料を作るけれど、納期に間に合わない人よりも、良い資料を作る事はできていないけれど、納期にしっかり提出してくれる人の方が良いなと思います。
自分だけの視野ではなく、消費者に行くまでの視野で見ることが大事です。例えば、部品を届ける納期に間に合わなかったとします。納期に間に合わなかったのは自分だけですが、その部品を新たに持っていく場所にも遅れるので上司も怒られますよね。そんな時は、事前に連絡を入れるべきだと私は思いますよ。
面接にしたって、汗だくで走って遅刻するより、正直に「遅刻します。すみません。」と言われた方が良いと思います。面接官にもその後の予定があるので、広い視野で考えられるといいですよね。
社員の考え方を知ることが大事
栄和産業株式会社の新入社員の1日のスケジュールを教えてください。
・技術職 【男性】
8:30-10:30 機器の計画
10:40-11:30 書類の管理
11:30-12:15 現場
13:00-14:00 計画
14:40-17:00 出荷
17:00-17:30 日報
このようなスケジュールですね。毎日日報を書いてもらうことによって社員が何をしているのかわかりますし、最後に一言振り返りや思ったことを書いてもらうことによって、それに対してアンサーを返せます。社員と考え方を合わせることができるのも日報のおかげです。
日報を書くことによって考え方を伝えることができるので、ぜひそのような制度がない会社でも個人的にやってみてはいかがでしょう。
広い視野を持ち自分を知ることが大事
就活生に向けてメッセージをお願いします。
世間一般的には大手企業を目指して無理だったら中小企業と考えられているかもしれないけれど、日本の会社はほとんど中小企業で、日本社会を支えています。中小企業と言ってもブラックや待遇が良くないところはあまりありません。
これから自分が本当にやりたいことを見つけたら、視野を広くすることが大事だと思います。大手だけに目を向けるのではなく幅広く考えて欲しいです。今の時代は会社の情報がすぐに手に入れることができるので、便利なツールは活かして欲しいです。正確かわからない情報や周りの反応で判断せず、自分の目で、耳でしっかり選んで欲しいと思います。頑張ってください!
川手社長、「社長に面接してみた」にご協力いただき、誠にありがとうございました。
就活生のみなさん、いかがでしたか?
ご興味のある方は、ぜひ一度、栄和産業株式会社様のHPをご確認ください!
引き続き、私たち学生団体TRingは、企業の魅力を全国の就活生に向けて発信していきます。