【株式会社イトウ様】仕事を通して個人の成長を促す 株式会社イトウの働き方

商社
株式会社イトウでは、創業から約60年建築業界で住宅設備機器および給排水関連の設備資材を総合的に取り扱う商社として成長してきました。様々な変化がある中で、「仕事に対して感謝と責任を持って臨む」という根本の姿勢は変わりませんでした。今回は株式会社イトウの仕事に対する考えに迫っていきます。

-まずは、社長の自己紹介をお願いいたします            

株式会社イトウ代表取締役の伊藤辰之です。建築業界で、工事業者に製品を送るという商社の仕事をしています。先代が65年前に会社を作り、三十年前に先代から取締役の座を譲り受け、現在に至ります。

スポーツは観戦がメインで、野球やラグビーなどを中心に見ています。日本シリーズは興奮しましたね(笑)

孫が七人いて、そのうち6人は男の子なんですよ。今成長期真っ只中なので、遊び相手をするのも一苦労です(笑)

個人的には、若いうちは働くことに“がむしゃら”に

‐新入社員にはどのように働いてほしいですか?

まずは仕事を好きになってほしいです。そうなれば、仕事に没頭できると思いませんか?

そして、将来の自分のために学び続けてほしいですね。細かい計算はせずに、様々なことに興味を持てると良いと思いますし、学ぶ力があるかどうかは実際採用でもチェックしている点です。社員の成長を一番大切にしているので、成長したいと思う学生には向いているのではないかと考えています。各社員の成長の結果、自然と会社も伸びてくるのではないでしょうか。ですので、個人的には若いうちはがむしゃらに働いた方が良いと思いますね。

また、弊社はチームワークを重視しているので、共に働く仲間のことも大切にしてほしいですね。利己的にはならず、人のために何かできると良いと思います。

成長の一番の近道は困難を乗り越え力をつけること

‐社員教育に関して、何か制度などはありますか?

勉強会や様々な研修会を行っています。多くの取扱商品についての勉強会はもちろん、名南経営コンサルティングの各種研修も自分で選んで取ることができます。新人研修からリーダー研修まで、様々な研修を準備しています。本の購入を支援する補助金制度なども是非活用してほしいですね。

最近だと、なるべくストレスを避けようとする人も多いと思いますが、成長のために必要なこともあります。成長する一番の近道は困難を乗り越えて力をつけることだと思うので、弊社では仕事を若い時期から任せていきたいと考えています。もちろん、休みを使ってリフレッシュすることも大事にしてほしいですね。仕事も遊びも一生懸命にできると良いですね。

株式会社イトウでは、SDGsへの取り組みにも力を入れています。子ども食堂の『いっちゃん食堂』、この子ども食堂で使用する野菜を育てる『ITOH Farm』、配送センターの町内清掃活動など、様々な活動を行っています。「学ぶ会社イトウ」としてSDGsを通じて今の社会問題を学ぶ場とし、社員の人生を豊かにすることを基本理念としています。このような活動を通して何を目指しているのか、その考えを聞いていきます。

『人生は一度きり。』自分だけでなく、他人や世の中のために何かする大切さに気づいてほしい

‐なぜこのような活動を始めようと思ったのですか?

やった方が良いと思ったのは、50歳を過ぎてからですね。必然的に立場が上になってきて、世の中のために何か行動したいと思うようになりました。そんな中でやり始めたのが、近隣の清掃活動をすること、野菜を作り地域の方に食べてもらうこと、そして子ども食堂の3つです。

子ども食堂に関しては、家庭環境の差が広がり、十分に栄養を取ることができない子供や、ヤングケアラーなどのニュースを見て、このような子供たちに何かできないかと思い始めました。

‐子ども食堂などの社会貢献に関して、社員に期待することはありますか?

まずは細かいことは考えずに、どんな小さなことからでも良いので実行することが大事だと思います。ただ、やるからにはしっかりやってほしいですね。寄付だけしていても、あまり意味を感じないです。もちろん、参加してほしい気持ちはありますが、人それぞれ考え方が違うので、強制はしていないです。実際に今も参加していない人もたくさんいますし、お子さんがいる方はなかなか難しいですよね。

人生は一度きりなので自分のためだけでなく、他人や世の中のために何かすることの大切さに気づいてほしいですね。かくいう私も若いときは何も考えていませんでしたけど(笑)

年を重ねたら自然と気づくとは思いますが、早いうちから気づけると良いですよね。

規模の拡大などは考えておらず、今やっている活動を地道に続けていきたいと思っています。

社員が成長したなと感じられると、すごく嬉しい

‐仕事をしていてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

私自身は、社員の成長を実感できたときが一番やりがいを感じますね。人事面談や各種会議で社員の話を聞く機会があるのですが、自信を持って話していたり、前より考え方が成長したなと感じられるとすごく嬉しいです。

また社員にとっては、大きな現場を受注したときに達成感を感じているのではないかと思います。弊社は数千万単位の仕事もあるので、そのような仕事をやりきったら嬉しそうにしていますね。弊社の社員は仕事に前向きに取り組んでいるので、うまくいかなかったり、時間がかかっていたりした仕事がスムーズにできたときに成長を実感できて、それもやりがいになっているのではないかと思います。

中間管理職になると、自分の教えたことが部下の行動に反映されていると実感したときに喜びを感じているのではないでしょうか。

‐社員一人ひとりとコミュニケーションを取っていらっしゃいますか?

昔は社員一人ひとりと私が直接コミュニケーションを取っていたのですが、それだと社員が育たないので、これからはどんどん管理職に任せていきたいと思っています。また、人数も増えてきてだんだんと難しくなってきたというのも理由の一つです。

仕事は奥深いもの。経験を積みながら着実に成長することが大事

‐最後に、就活生に向けてメッセージをお願いいたします!

仕事はお金や生活のためだけにすることではないので、自分が成長できるかどうか、ということを基準にして選んでほしいですね。また、一緒に働く仲間はとても大切なので、人間関係も重視した方が良いと思います。学生さんなので、今までは与えられることが多かったと思うんです。機会とか、経験とか、いろいろなことをね。それが、社会人になったら与える側の人になる。是非、たくさんの人に、たくさんのものを与えられる人になって欲しいですね。それが自分の為にもなるんだということを感じてほしいですね。ある程度キャリアを積むと、自分の仕事は自分で作る必要が出てくると同時に、責任や結果も求められるようになると思います。すぐに結果を出すことも大事ですが、仕事は奥深いので、経験を積んでその上で確実に成長できるかどうかが大事だと思います。辛いこともあるとは思いますが、頑張ってください!応援しています!

 

伊藤社長、「社長に面接してみた」にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

就活生のみなさん、いかがでしたか?

ご興味のある方は、ぜひ一度、株式会社イトウ様のHPをご確認ください!

株式会社イトウ|水廻り機器・配管材料の総合商社 – 水廻り機器・配管材料の販売分野に、新しい価値を創造する株式会社イトウ。
水廻り機器・配管材料の販売分野に、新しい価値を創造する株式会社イトウ。

 

引き続き、私たち学生団体TRingは東海地方の学生に向けて、地元の企業の魅力を発信して行きます。

タイトルとURLをコピーしました