今回はそんな株式会社フジケンホールディングス様の仕事に対する考え方や会社を設立された経緯などを知るために取締役社長 牧様に迫っていき、学生が気になることを聞いてきました。
社⻑の⾃⼰紹介をお願いします。
どのくらいのことを話したらいいかな(笑)
そうだね、⽣年⽉⽇からだと、昭和45年⽣まれ、54歳になります。地元の⾼校を卒業して、そこからアメリカに留学に⾏きました。⾼校時代の短期のホームステイでの経験が印象的だったのと、円⾼の影響で留学のハードルも低かったのが理由ですね。そこからは、⽇本に戻ってきて、約30年間フジケンで働いています。
就職活動をしていたタイミングは、ちょうどバブルが崩壊した時で、いわゆる就職氷河期でしたね。それこそ、フジケンという会社⾃体も厳しい状況でした。⼊社した当初は、会社がいつ倒れてもおかしくない状態でもありました。
そんな中でもフジケンに⼊社したのは、いろんな要因があるんだけど、⼩さい頃から後継ぎの話を呪⽂のように聞かされていたというのが⼀つの要因かな(笑)
ただ今では、そんな厳しい状況のフジケンを実際に肌で知れたことはとても良い経験でした。また、事業を継いでいくにあたって、会社の良さを知ったうえであったり、スタートラインが整った状態で、事業を進めていける環境であったりすることに、有難い思いもあります。⼟台があった状態で、挑戦できる環境がありましたね。私⾃⾝も様々なことをやりたい気持ちもあったので、そういう意味で恵まれた環境ではありました。
組織にとって最適な形を⽬指して
株式会社フジケングループホールディングスが設⽴された経緯についてお伺いさせていただきたいです。
2つあります。グループ経営をどうしていくか、そして事業継承をどうしていくか、という観点です。
現在フジケンは、グループホールディングスも含めて8社あります。今後はその8社を、どうやって繋いでいきながら、お互いがシナジー(相乗効果)を持ち、事業を推進していくかという部分が⼤事になってくると考えています。また、今までフジケンという会社が司令塔の役割をもっていました。それを1つにまとめて、同時に事業継承をしていくうえで最適な形を考えた結果、フジケングループホールディングスを設⽴しました。
現在は、司令塔を機能させていきながら、会社のために経理関係や会社全般の問題をグリップする、その役割としてグループホールディングスは重要な位置にいると思います。
社員の経験が今に繋がっている
会社経営をしていく中で特にこのときが1番⼤変だったというエピソードをお伺いさせていただきたいです。
私が社⻑に就任してからは、有難いことに⽐較的順調だったので、このタイミングがものすごく⼤変だったなっていうのは、正直⾔ってあまりないです。
ただ、先ほどお話しさせていただいた通り、私が会社に⼊ってからですと、バブル崩壊が⼀番⼤きかったなと思います。本当に、もういつ会社が潰れてもおかしくないなっていうような状況を、会⻑の側で⾒てこれたのは良い経験でもありました。綱渡りのような時期もあったので。
私⾃⾝も不安を感じながら仕事をしていたような時期でしたので、そういう場に⽴ち会えていたということは、今になってくると良いことだなと思いますね。もちろん⼤変でしたけど(笑)その中でも今に活きたなと思うのが、経営の部分ですね。
お客様の幸せを⾃分の喜びに変える
組織で働くうえで⼤事にされたいことをお伺いさせていただきたいです。
まず、⼀緒に働く⼈たちにはやりがいを感じながら、楽しさを持って欲しいと思います。当社の仕事の醍醐味は、家を建てる・売るだけではなく「夢のマイホームを持つ」という、お客様にとって⼤きなライフイベントに⽴ち会えるわけです。
だからこそ、お客様のご家族が幸せで、お⼦さんも含めて成⻑されていくような環境を、⾃分の喜びに変えられるような社員になってもらいたいなと思っています。
企業でもあり社会⼈でもあるので、なかなか難しいところもあるかもしれないんだけど、お客様の夢である「マイホームを建てる」というものを実現させていくことや、そういうお客様の喜ぶ顔を⾒て、⾃分が嬉しくなるような、そういう⼈材になってもらいたいなとは、個⼈的には思いますね。
仕事のやりがいを⾃分⾃⾝でどう⾒つけていくか
社⻑が働く中で⼀番⼤切にしていることをお伺いしたいです。
やっぱり、仕事のやりがいをどう⾃分の中で⾒つけていくのかですね。
すごく漠然的になってしまうのですが、仕事⾃体、苦しいことばかりであってほしくもないですし、楽しいことばかりでもダメですし。もっと⾔えば、仕事をしていく中で、やっぱりワクワクするようなことや、こういうことやりたいなと思ってやれるような環境にしていくことを⼤切にしたいと思っています。
不動産業というものの、別にそこに縛られる必要性はないと思っているので、別に違うことでもシナジーを⼀緒に⽣み出すことができればやっていきたいので、いろいろと提案はしてもらいたいなとは思ったりはします。⾃分の成⻑のために、熱量をもって⾊んなことに取り組んで欲しいですね。
⼈⽣で1番⾼いお買い物を任せて貰えることに感謝する
貴社が求めている学⽣は、どんな⼈材ですか?
まずは「明るく・元気で・挨拶ができる」そういった部分を学⽣には求めますね。 新卒の学⽣さんたちは、全員いきなり即戦⼒ではありません。例えば、明るく挨拶をしてくれることで、社内の雰囲気や仕事場に活気をもたらしてほしいです。当社では、そういった⼈の⽅が後から結果を出してくれている⼈が多いです(笑)
本⾳をしっかりと話すことができて、私たちの考えに共感してくれたら嬉しいかな。
あとは、⼈⽣のすごいタイミングを任せてもらえたことに感謝しながら、それを⾃分の喜びに変えていってもらいたいですね。
新卒で⼊社をした学⽣さんにも、いつか初めてのお客様ができるわけです。初めての引き渡しという経験をするわけです。先輩と相談しながら試⾏錯誤して、苦労しつつも何とか頑張って対応してきた新卒の社員が、お客様にとって⼈⽣初めてで、かつ1番⾼いお買い物をしていただくその貴重な瞬間に、選ばれるタイミングが来るんです。
その時に、引き渡しをして終わりではなくて、その家族が喜んで家に⼊っていく姿を⾒て、⾃分の喜びに変えてほしいです。
あなたにとって、最初で最後となる「1番最初のお客様」のその瞬間を、いつまでも覚えておいてもらいたいなと思っています。
これは初⼼にかえるという意味も込めてですね。
牧社長「社長に面接してみた」にご協力いただき、誠にありがとうございました。
就活生のみなさん、いかがでしたか?
ご興味のある方は、ぜひ一度、株式会社フジケンホールディングス様のHPをご確認ください!
引き続き、私たち学生団体TRingは、企業の魅力を全国の就活生に向けて発信していきます。